和尚のひとりごと№1827「六時礼讃 晨朝礼讃1」

和尚のひとりごと№1827「六時礼讃 晨朝礼讃1」

【原文】
第五謹依彦琮法師願往生礼讃偈二十一拝当旦起時礼懺悔同前後

【読み下し】
第五に、謹みて彦琮法師の願往生礼讃の偈に依り、二十一拝、旦起の時に当たりて礼す
(善導『往生礼讃偈』)

【意味】 
第五に、謹んで、彦琮法師の往生を願う礼讃の偈に依って、二十一の礼拝を、夜が明ける時間(辰の刻、午前八時頃)に行う。

 

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。

訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。