和尚のひとりごと№1732「六時礼讃 中夜礼讃51」
和尚のひとりごと№1732「六時礼讃 中夜礼讃51」
【原文】
略懺悔(随喜)
今日思惟始惺悟
発大精進随喜心
【読み下し】
今日思惟し始めて惺悟して、
大精進随喜の心を発す。
【意味】
ようやく今ここに深く考えて目覚め
尊重すべき偉大なる努力を喜ぶ心をおこそう。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。