和尚のひとりごと№1731「六時礼讃 中夜礼讃50」
和尚のひとりごと№1731「六時礼讃 中夜礼讃50」
【原文】
略懺悔(随喜)
恒以瞋恚毒害火
焚焼智慧慈善根
【読み下し】
恒に瞋恚毒害の火を以て、
智慧・慈・善根を焚焼す。
【意味】
常に怒りの毒害の猛火で
智慧と慈しむ心と善き行いの功徳を灰塵と化し
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。