和尚のひとりごと№1668「六時礼讃 初夜礼讃78」
和尚のひとりごと№1668「六時礼讃 初夜礼讃78」
仰願神光蒙授手
乗仏本願生彼国
懺悔回向発願已
至心帰命阿弥陀佛
【読み下し】
仰ぎ願わくは、神光、授手を蒙りて、
仏の本願に乗じて、彼の国に生ぜん。
懺悔・回向・発願し已りて、
至心に阿弥陀仏に帰命したてまつる。
【意味】
仰ぎ願わくは、不可思議なる御光(みひかり)と、救いの御手(みて)を戴いて
仏の本願の力に乗って、彼の浄土へと生まれたい。
許しを請い、功徳を振り向け、願いをたて終って
心より阿弥陀佛に帰依いたします。
。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。