和尚のひとりごと№1664「六時礼讃 初夜礼讃74」

和尚のひとりごと№1664「六時礼讃 初夜礼讃74」

 

普為師僧父母及善知識
法界衆生
断除三障
同得往生阿弥陀仏国
帰命懺悔

【読み下し】
普く師僧父母および善知識、法界の衆生、
三障を断除して、同じく阿弥陀仏国に往生するを得んが為に、
帰命して懺悔す。

【意味】
恩ある師僧、父、母、そして賢明なる友人たち、
全宇宙の心ある者たちが
覚りを妨げる三つの根本煩悩を打ち払い、
共に阿弥陀仏の浄土へと往生できるように
身命を賭して心より懺悔いたします。

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。