和尚のひとりごと№1650「六時礼讃 初夜礼讃61」

和尚のひとりごと№1650「六時礼讃 初夜礼讃61」

 

 

南無至心帰命礼西方阿弥陀仏
設満大千火
直過聞仏名

【読み下し】
南無至心帰命して
西方阿弥陀仏を礼したてまつる
設に大千に満たらん火をも
直ちに過ぎて仏名を聞け

【意味】
心より西方阿弥陀仏に帰依いたします。
世界を焼き尽くす火も
ものともせずに仏の名を聞け。

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。