和尚のひとりごと№1645「六時礼讃 初夜礼讃56」

和尚のひとりごと№1645「六時礼讃 初夜礼讃56」

 

憍慢弊懈怠
難以信此法
願共諸衆生 往生安楽国

【読み下し】
憍慢と弊と懈怠とは
以てこの法を信じ難し
願わくは諸の衆生と共に
安楽国に往生せん

【意味】
驕る心と悪しきならわしと怠け癖は
まさしくこの教えを信じ難くさせる。
願わくは人々とともにことごとく
安楽の世界に往生できますように。

 

 

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。