和尚のひとりごと№1638「六時礼讃 初夜礼讃49」
和尚のひとりごと№1638「六時礼讃 初夜礼讃49」
南無至心帰命礼西方阿弥陀仏
梵声如雷震
八音暢玅響
【読み下し】
南無至心帰命して
西方阿弥陀仏を礼したてまつる
梵声、雷震の如く
【意味】
心より西方阿弥陀仏に帰依いたします。
仏の声は雷が震えるようで、
その優れたる八つの特性は、妙なる様子で響きわたる。
※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。
訓読は同書の読みを使用させて頂いております。
六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。