和尚のひとりごと№1516「日中三尊礼 5」
和尚のひとりごと№1516「日中三尊礼 5」
唯有念仏蒙光摂 ゆーいうーねーんぶつむーこーしょーおー
訳「ただ念仏する者だけがその光明による摂取をこうむることができる。 」
光明には、常光・神通光があり、法然上人著『逆修説法』では、「此の阿弥陀仏の常光は八方上下無央数の諸仏の国土に於いて照らさずと云う所無し…阿弥陀仏の神通光とは、摂取不捨の光明なり。念仏の衆生有るの時は照らし、念仏の衆生の無きの時は照らしたまう無きが故なり」と、阿弥陀仏の光明には、極楽の八方上下の数えられないほどの仏国土を照らす常光と、念仏の衆生を摂取する神通光があることを説いています。