和尚のひとりごと№1488「偈文80」
和尚のひとりごと№1488「偈文80 初夜無常偈」
初夜無常偈(しょやむじょうげ)
(意味)
我々を悩ます煩悩は計り知れないほど深く、生死輪廻を繰り返すさまは果てのない大海のようである。この苦しみの世界から覚りの世界へと旅立つ船はいまだ出立してはいないのに、どうして怠惰な日々を送ったままでよかろうか。勇猛に精進し、心を集中させて往生を求めなさい
善導『往生礼讃』の無常偈の一。初夜礼讃偈を終えるにあたり、この世のあらゆるものが無常であることを説く偈文