和尚のひとりごと№1395「阿弥陀経30」
和尚のひとりごと№1395「阿弥陀経30」
何況有實 是諸衆鳥 皆是阿彌陀佛 欲令法音宣流 變化所作
がきょううじつ ぜしょしゅちょう かいぜあみだぶつ よくりょうほうおんせんる へんげしょさ
いかにいわんや、実体あらんや、このもろもろの鳥、みな、これ阿弥陀仏、法音をして宣流せしめんと欲して、変化したまえる所作なり。
【現代語訳】
それなのに、どうしてそのような生まれの鳥など存在しょうか。 これらたくさんの鳥たちはみな、阿弥陀仏が教えを鳥たちの鳴き声に託して伝えようと望み、阿弥陀仏が自ら現し出したものである。
【解説】
法音
説法・読経の音声。浄土教においては極楽の荘厳から奏でられる妙なる音声はすべからく仏の教えを説く音でございます。
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
浄土三部経 (岩波文庫)