和尚のひとりごと№1370「阿弥陀経6」

和尚のひとりごと№1370「阿弥陀経6」

并諸菩薩摩訶薩 文殊師利法王子 阿逸多菩薩 乾陀訶提菩薩 常精進菩薩 與如是等諸大菩薩 及釋提桓因等 無量諸天大衆倶

びょうしょぼさつまかさつ もんじゅしりほうおうじ あいったぼさつ けんだかだいぼさつ じょうしょうじんぼさつ よにょぜとう しょだいぼさつぎゅうしゃくだいかんいんとう むりょうしょてんだいしゅく。

ならびにもろもろの菩薩摩訶薩(すなわち)文殊師利法王子、阿逸多菩薩、乾陀訶提菩薩、常精進菩薩かくのごときらのもろもろの大菩薩、および釈提桓因らの無量の諸天・大衆とともなりき。

【現代語訳】
あわせて大勢のすぐれた菩薩(菩薩摩訶薩)たちが会していた。すなわち文殊師利法王子・阿逸多菩薩・乾陀阿提菩薩・常精進菩薩らをはじめとする大勢の偉大な菩薩たちであった。さらには帝釈天はじめとする天人や人々が会していた。

【解説】
菩薩摩訶薩
菩薩とは仏となるべく菩提心を起して修行する求道者のことです。覚りを求める心を起こしたばかりの新発意の菩薩から、観音さまのような高位の菩薩まで様々な菩薩が存在します。
摩訶薩とは、菩提心を起こして大乗を志す衆生のことです。菩薩と同義語です。

文殊師利法王子
文殊菩薩さまです

阿逸多菩薩
無能勝菩薩さまです

乾陀阿提菩薩
香象菩薩さまです

常精進菩薩
衆生済度に怠りなき菩薩さまです

釈提桓因
帝釈天さまです

現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)

浄土三部経 (岩波文庫)