和尚のひとりごと№1366「阿弥陀経2」

和尚のひとりごと№1366「阿弥陀経2」

一時佛在
いちじぶつざい
ある時、仏、在まして

【現代語訳】
ある時、釈尊が…におられて、

※…は明日解説します。

【解説】
お経は「如是我聞 一時仏在某方某国土某処樹林中…」とはじまるものが多く、六項目に分けられ、「六成就」とよばれる基本的な形がございます。
六項目は、①その経が阿難によって聞かれたこと②実際に仏が説かれたこと③説かれた時④説いた者⑤説かれた場所⑥その経の聴聞者 です。
『阿弥陀経』に例をあげれば、①「我聞」(聞成就)②「如是」(信成就)③「一時」(時成就)④「仏」(主成就)⑤「舎衛国祇樹給孤独園」(処成就)⑥「与大比丘衆」(衆成就)となります。

現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)

浄土三部経 (岩波文庫)