和尚のひとりごと№1291「四誓偈7」
和尚のひとりごと№1291「四誓偈7」
開彼智慧眼 滅此昏盲闇 閉塞諸惡道 通達善趣門
かいひちえげん めっしこんもうあん へいそくしょあくどうつうだつぜんじゅもん
彼の智慧の眼を開きて 此の昏盲の闇を滅し
諸の悪道を閉塞して 善趣の門に通達せしむ
【言葉の説明】
昏盲 愚かさのたとえ
悪道 地獄、餓鬼、畜生の三悪道
善趣 修羅、人、天人の三善道
【現代語訳】
迷い深き者に智慧の眼を開かせたり、視界を遮る暗黒の煩悩を除いたりする
地獄・餓鬼・畜生の三悪道に堕ちていく道を閉ざして 善行によって赴く人々や天人の世界へ通じる門をくぐらせる
参考文献
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房