和尚のひとりごと№1288「四誓偈4」

和尚のひとりごと№1288「四誓偈4」

 

 

我至成佛道 名聲超十方 究竟靡所聞 誓不成正覺
がしじょうぶつどう みょうしょうちょうじっぽう くきょうみしょうもん せいふじょしょうがく

我れ仏道を成ずるに至らば 名声十方を超え 究竟して聞こゆる所なくんば 誓って正覚を成ぜじ

【言葉の説明】
名聲    「名誉」という意味ではなく阿弥陀さまの「名」そのものです。

【現代語訳】
私が覚りの境地へ到達した時
仏としての我が名があらゆる世界を超えて響きわたり、その響きがその果てに聞こえなくなるようなことがある限りは、完全なる覚りの境地には決して入るまい

 

 

参考文献 
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房