和尚のひとりごと№1281「第45願 住定見仏願」
和尚のひとりごと№1281「第45願 住定見仏願」
第45願 住定見仏願(じゅうじょうけんぶつがん)
設我得佛他方國土諸菩薩衆聞我名字皆悉逮得暜等三昧住是三昧至于成佛常見無量不可思議一切諸佛若不爾者不取正覺
せつがとくぶつたほうこくどしょぼさつしゅうもんがみょうじかいつたいとくふとうざんまいじゅうぜさんまいしうじょうぶつじょうけんむりょうふかしぎいっさいしょぶつにゃくふにしゃふしゅしょうがく
たとい我、仏を得んに、他方国土のもろもろの菩薩来、我が名字を聞きて、 みなことごとく普等三昧を逮得せん。この三昧に住して、成仏に至るまで、常に無量不可思議の一切の諸仏を見たてまつらん。もし爾らずんば、正覚を取らじ。
【現代語訳】
私が仏となる以上、他方の国土の菩薩たちが仏としての私の名を聞いたならば、一人残らずみな普等三味という、諸仏を一斉に見ることのできる境地を得られるようにしよう。その上この境地から離れることなく、自ら仏となるまでの間は、常に数限りないあらゆる仏を見 ることができるようにしよう。それができないようであれば、私は仏となるわけにはいかない。
参考文献
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (阿満利麿 著筑摩書房