和尚のひとりごと№1267「第31願 国土清浄願」

和尚のひとりごと№1267「第31願 国土清浄願」

 

 

 

 

第31願 国土清浄願(こくどしょうじょうがん)

設我得佛國土淸淨皆悉照見十方一切無量無數不可思議諸佛世界猶如明鏡覩其面像若不爾者不取正覺

 

せつがとくぶつこくどしょうじょうかいしっしょうけんじっぽういっさいむりょうむしゅふかしぎしょぶっせかいゆにょみょうきょうとごめんぞうにゃくふにしゃふしゅしょうがく

 

たとい我、仏を得んに、国土清浄にして、みなことごとく十方一切の無量無数不可思議の諸仏世界を照見せんこと、猶し明鏡にその画像を覩るがごとくならん。もし爾らずんば、 正覚を取らじ。

 

【現代語訳】
私が仏となる以上、私の国土は、まるで磨き上げられた鏡が見る者の顔を鮮明に映し出すように、数限りないあらゆる仏の世界を余すところなく映し出すほど清らかにしよう。そうならないようであれば、私は仏となるわけにはいかない。

 

参考文献

現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)

無量寿経 (注解者  阿満利麿  筑摩書房)