和尚のひとりごと№1243「第八願 他心智通願」

和尚のひとりごと№1243「第八願 他心智通願」

第八願 他心智通願(たしんちつうがん)

設我得佛國中人天不得見他心智下至不知百千億那由他諸佛國中衆生心念者不取正覺
せつがとくぶつこくちゅうにんでんふとくけんたしんちげしふちひゃくせんのくなゆたしょぶっこくちゅうしゅじょうしんねんじゃふしゅしょうがく

 

たとい我(われ)、仏を得んに、国の中の人天、他心を見る智を得ずして、下、百千億那由他の諸佛の国の中の衆生の心念を知らざるに至らば、正覚を取らじ。

 

【現代語訳】
私が仏となる以上、私の国土に住む人々や天人が、他人の心知ることができず、少なくとも、百千億那由他ものみ仏の国々に住む人々の心中を察知することができないようであるならば、私は仏となるわけにはいかない。

 

人の善き心、悪しき心を知りて、人々を導くことができるのである

 

 

 

 

 

 

参考文献 

現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)

無量寿経 (注解者  阿満利麿  筑摩書房)