和尚のひとりごと№1237「第三願 悉皆金色願」
和尚のひとりごと№1237「第三願 悉皆金色願」
第三願 悉皆金色願(しっかいこんじきがん)
設我得佛國中人天不悉眞金色者不取正覺
せつがとくぶつこくちゅうにんでんふしつしんこんじきしゃふしゅしょうがく
たとい我(われ)、仏を得んに、国の中の人天、ことごとく真金色ならずんば、正覚を取らじ。
【言葉の説明】
真金色 阿弥陀さまの色といわれている。浄土に生まれるものは全て、阿弥陀さまと同じ色になる。
【現代語訳】
私が仏となる以上、私の仏国土に住む人々や天人の肌が、一人でも金色に輝いていないことがあるようならば、私は、仏となるわけにはいかない。
全ての人々が金色一色であるのは、そこには差別がないのである。
参考文献
現代語訳浄土三部経 (浄土宗出版)
無量寿経 (注解者 阿満利麿 筑摩書房)