和尚のひとりごと№1226「大本山 黒谷金戒光明寺」
和尚のひとりごと№1226「大本山 黒谷金戒光明寺」
浄土宗 大本山 黒谷金戒光明寺 (くろだにこんかいこうみょうじ)
通称「くろ谷さん」で広く世に知られていまさす。
承安5年(1175)の春、法然上人四十三歳の御時、他力本願の御法を勧(すす)めるために、比叡山黒谷の報恩蔵を出られました。真如堂に詣った時、この寺の山上で休息し、念仏された時、紫雲たなびき光明輝く瑞相を感得され、教化有縁の地であるとして草庵を結ばれました。
後小松天皇より浄土宗発祥の地として「浄土真宗最初門」の勅額を賜わりました。また、法然上人御遺訓一枚起請文の直筆が伝わっています。
※瑞相 めでたいことが起きる前触れの現象のことです。
※感得 奥深い道徳や真理などを感じ悟ることです
一枚起請文は普段は公開されていません。4月の御忌会の時などに見ることができます。
阿弥陀堂天井に描かれている龍の図は、迫力もあり、一見の価値があります。その他にも、新撰組発祥の地、日本三文殊の文殊菩薩をお祀りしているなどいろいろとあります。
都を一望できる景勝の地にあり、一年に何度でもお参りして、楽しむことができます。
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